保険事故が発生する割合

先にとりあげた大数の法則というものに立ち返って保険を見ていくことにします。確率論・統計学で確立されている大数の法則は、わたしたちの社会で起りうるいろいろなリスクに適用することができます。これは例えば、個々の局面で捉えると予測困難かつ致命的な損害となるかのしれないリスクに関しても、同等の危険を十分に集めることによって確率的に予測可能になり、また経済的損失も変動の少ないものとなりうるという考え方が可能となります。大数の法則とは、観測回数に対するその事象の実現回数の割合は、観測回数を多くすると計算上の確率に近づくというものです。この法則を保険にあてはめると、ある保険事業において結ばれた保険契約中、保険事故が発生する件数の割合は、保険契約の件数が多いほど、保険事故の発生する計算上の確率に近づくということになるのです。

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